報道関係者 各位
ウェルビーイング向上を主目的とした事業を展開し、ストレスチェックの実施からその後のフォローアップまでワンストップでできる「Wity(ウィティ)」を提供しているユナイテッド・ヘルスコミュニケーション株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:白瀧康人)は、人間のリズムが気分に及ぼす影響に関する研究を集めそれらの結果を整理した結果、ウェルビーイング向上個々人にあったリズムを獲得することの有用性示ました(日本産業衛生学会第34回全国協議会にて発表)。
リズムには、体内時計に代表される生体リズムと、他者との交流や社会生活から作られる社会リズムがあります。
この2つを調和させることにより人間は生産的・健康的になりウェルビーイングを高められるとされ産業衛生の観点からも有用ではないかと考え、人間のリズムが気分に及ぼす影響に関する研究について調査しました。
ウルトラディアンリズム(30分~4時間と短い周期のリズム)、
概日リズムとインフラディアンリズム(28時間より長い周期のリズム)の3点に着目し、
これらと気分に関する用語と関連付けられた論文を収集したところ、以下の3点に集約されました。
- 交代勤務のように概日リズムと人間の社会リズムにズレが生じることで幸福度は大幅に低下することから(Chellappa, Morris, & Scheer, 2020)、リズムのズレはウェルビーイングの低下に結びつくこと。
- 睡眠習慣には個人のリズムが強く影響することから、個人のリズムの尊重がウェルビーイング向上には欠かせないこと。
- 気質が気分の落ち込みや不安などの月経前症状に強い影響があることから、性格のように個人のタイプにあったリズムの取り方を見出す必要があること。
調査の結果、インフラディアンリズムのような長期的リズムと気分を組み合わせた研究はあまりなPMSや冬季うつ病のように個別のアプローチはされているが、1週間の勤務リズムや交代勤務リズムなど労働者に当てはめられる周期性アプローチは確立されていない
労働者のウェルビーイング向上を考えるうえで、今後は労働者にあったリズムの提言が必要と考えます。
ユナイテッド・ヘルスコミュニケーション株式会社は、人の行動を科学する力と最新のテクノロジーを用いて、人々のウェルビーイングを創造できるよう貢献してまいります。
本件に関するお問い合わせ先
ユナイテッド・ヘルスコミュニケーション株式会社
問い合わせフォーム:https://wity.tokyo/contact/